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放射線療法

はじめに

放射線治療の歴史は古く、1895年のレントゲンによるX線発見の翌年にはX線治療がすでに試みられています。放射線治療はいわゆる「切らずに治す治療」ですので、患者様の生活の質を尊重した治療が要求される現在の臨床医学の流れの中で放射線の重要性はますます高まっています。放射線と聞くと怖がる方がまだ多く見受けられますが、近年の放射線治療技術の進歩はめざましく、安全かつ確実な治療が可能となってきています。

治療

1. 外部照射

リニアック装置(X線および電子線)を用い体の外から患部に対し照射する治療法を外部照射といい、放射線治療の主体です。ほとんどの癌(一部良性疾患を含む)が対象となり、早期癌から進行癌まで様々な進行度に応じた治療が可能です。放射線だけで治療する場合や、抗癌剤や手術と組み合わせて治療する場合など目的に応じて治療法は様々ですが、各診療科と綿密に打ち合わせた後治療法を決定しています。
特殊な治療としては、造血幹細胞移植前に全身に放射線を照射する方法があり、全身照射といいます。当院血液内科では造血幹細胞移植を積極的に行っているため、全身照射も多数施行しています。
放射線治療専門技師、放射線治療品質管理士と協力し安全に照射できるよう常に注意しながら治療をおこなっています。

診療実績

診療実績

平成18年の新規患者症例数は185人、再新患(以前に照射歴のある患者)症例数は31人でした。原発巣別では造血・リンパ系腫瘍が最も多く、次いで乳腺腫瘍、肺・気管・縦隔腫瘍、泌尿器系腫瘍の順でした。

2. 125-I前立腺癌密封小線源治療

早期前立腺癌に対しては、組織内照射を行っています。日本ではまだ比較的新しい治療法ですが、米国では確立された治療となっています。小さなヨード125線源を前立腺内に多数刺入することにより癌を治療する方法ですが、摘出手術に比べて侵襲が少なくかつ同等の治療結果が期待できます。泌尿器科と協力し積極的に施行しており、平成18年は56人に治療を行いました(泌尿器科ホームページ参照)。

担当医師
 放射線治療科部長 舛本 博史